ローリー・キング著 集英社文庫

集英社文庫の海外小説翻訳レーベルを、
いつもいく本屋で全然見ないのですが、
ふらりと入った駅の本屋にあったので、
嬉しがって買ったの。
そういえばさっき行きつけの本屋に一週間ぶりに行ったら、
改装されて棚の位置が違っていた上、品揃えが悪くなっていたので、
何のための改装なのかとても疑問に思いました。
自分ちのサイト改装みたいだなと思いました(痛)。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
奥津城(墓所)には何があるのか?―FBI捜査官の依頼で、カルト教団『チェンジ』に単身潜入した宗教学者のアン。危険を顧みず、突き動かされるように教団の謎を探るアンには、18年前、夫と7歳の娘を失った過去があった…。MWA(アメリカ探偵作家クラブ)とCWA(英国推理作家協会)の最優秀新人賞をダブル受賞した作家の話題のベストセラー・ミステリー。


フランス語版は『新月の出生』だか出産だかいうらしいのですが、
タイトルとしてはそっちのが合ってるし、
そっちのが好きだなと思いました。

あと今タイトルを出そうと思って「津」を入れていて思い出したのですが、
こないだ嫌々ちょう久しぶりに社会を教えて、すぐにテストがあったんだけど、
岐阜に「海津市」というところがあって輪中なのですが、
あ、輪中って岐阜県外の人でも社会で習うんだろうか。
我々は長良川と木曽川と揖斐川にはさまれていてとても水が豊富なのですが、
豊富すぎて川より低いところに住んでいる人がおり、
その人たちは堤防の中に住んでいるのです。それが輪中。そして海津市。
そんで海津市がテストに出たんですが、
これはしつこく教えたから大丈夫だろうと自信満々でいたら、
少なくない数の子どもが「かいず市」と書いており、
「ひらがなで書いてもいい?」って訊かれたとき、
「漢字で書けって指示がなければいいよ」とか、
いらんこと云わなければよかったと涙にくれました。

お話は別にサイコとかでなく、ローリー・キングで、
とっても面白かったです。
キングはFBI捜査官が嫌いなんだろうか。
メアリ・ラッセルシリーズをはやく翻訳して欲しくてたまらない。
ページ翻訳でちらっと抜粋を読んだんだけど、
「ワトソン博士は一度それらの鉱車が田舎道に衝突しているのがわかるのと同系としてちょうどなベイカー・ストリートのMycroftの予期していなかった外観について言及したことがありました。」
とか出るので、マイクロフトって弟ほど知名度がないのかと思ったりしてなかなか。
こちらのサイトさんのホームズパロが読み応えがあってとっても面白いよ。
tp://misugi.maxs.jp/

そんなわけでお話は面白かったのですが、何が面白かったかと問われると、
答えに困ったのでした。

コメント

香歩
香歩
2008年10月22日18:07

お隣滋賀県ですが、輪中はしっかり教科書に載ってましたよー。
だんなさんもちゃんと知ってたので、他府県でも習うのではないですかね。

「づ」と「ず」の罠ですね…。
子どもら、ちょっとかわいそうな気もしますが、これを機会に覚えてくれればいいですね。

早月
2008年11月22日3:37

かほさんv
輪中は結構ゆうめいなのね!
と思って嬉しくなりました。
…住んでる人からしたら嬉しいどころじゃないんでしょうが。

ず、はですね。まさかそんなものを間違えると思わなかったんですよー。
いつも「まさかそんな」みたいなのを間違えてくれるので、
日々もう。ええ。楽しいですよ~。
逆に「これは間違えるだろう!」と思うと間違わなかったりする。
単に私の分析が甘いだけですが、でもでも、よくわからん(笑)。