前略路の上から。

2006年5月15日
『ケルトとローマの息子』
(ローズマリー・サトクリフ/灰島かり訳/ほるぷ出版/2002年7月25日)
表紙見返し紹介文「ケルトの戦士として育った少年ベリックは、じつはひろわれたローマ人の子どもだった。不作と疫病の年、その原因として部族を追放され、ひとり父母の地ローマへと向かった少年を待っていた運命とは……?自分と自分の居場所を求めてさまよう若者の成長を描く、カーネギー賞作家サトクリフ渾身の長編歴史ファンタジー!」

367ページにたどり着くためにあったんだなあ、というお話でした。
「人間はオレには、一度にもチャンスをくれなかった」という台詞が、とてもかなしい。

『地に埋もれて』
(あさのあつこ/講談社/2006年3月20日)
オビ裏「月明かりの夜、藤花の下、わたしは土の中から引き戻された。夢なのか、それとも幻なのか……。黄泉と現が交差する、生と死のミステリー。」

面白くなくは全然ないのだけど、あさのあつこがこれを書かなきゃいけない理由はわからない。
私の勝手な願望ですが。
児童文学の枠の中では書けないものが書きたかったのかもしれないと考えつつ、あさの先生には違うものを求めたいと思う今日この頃。
では児童文学とは何かときかれたら困るけれども、少なくとも主人公が葬儀屋に勤めたりしていてはいけないのではないかということは私にもわかる。
でも、女将さんは小学生とか、舞妓さんは男の子とか、ママはアイドルとか、ヒーローは料理人とか、宙尉さんはセンシティブとかいろいろあるから別にいいのかもね。
…私の勝手な願望ですから。

GWが終了して以来、特別変わったこともなく、ネタが浮かばないので、日記も書かずにおりました。
小ネタはわりとあったのだけど。
「the☆麒麟」という言葉が飛び交っているので、またナンのハヤリ物なのかと必死で考えていたら「雑木林」のことで脱力してみたりとか。
GWに入る前、フト顔を上げたら外に警官が立って中を窺っているので怖かったりとか。
若い警官なのに高圧的で怖かったです。以来いつなんどき警官に会っても気圧されないようにスーツで身を固めることにしました。
私が悪いことをしたわけじゃないのに何回か警察に電話をかけるはめに陥ってとてもいやだった。
あと、壁に穴があいていたりとか。
ちぇごさんぐんさまが旅立たれたりとか。
デスノの終わり方が納得いきません。
Lがあれだとああしかないと思いつつ、そのLがアレの部分が未だに納得できません。
そこらへんですごくいいお話の同人誌を読んでおり、ちょっと苦手な人には苦手だろうと思われる描写があったので遠慮していたのですが、こないだ某G氏に「ちょっとそういうのがあるんだけど、でも別になくても話はわかるから嫌なら飛ばして読めばいいし!こういうのはアレだよ、ほれ!お銀さんの入浴シーンと同じだから!」と頼み込んで読んでもらったら、「いい話だった」というお墨付き(?)をもらったので、そしてこないだひつじさんにきいてみたら「ちょっとくらいその手のシーンがあってもいい話なら気にしない」という言質をとったので、次回お会いする機会があれば持っていって読んでもらおうと思ったり。
多分全然私とは関係のないことなのだろうけれども、落ち込んでみたりとかで。
五月病ってやつだよね。

ああ。
来週から何を楽しみに生きていけばいいの。
「キラ様」じゃなくて「ライト」の方がよかったなー…。

コメント