『禁煙セラピー』
2005年7月6日(アレン・カー著/阪本章子訳/KKロングセラーズ)
これね!これね!
”せやねん”でトミーズ雅さんが強烈プッシュしていたのを見て、「絶対本屋にポップ付きで並ぶ筈だ」と思った2、3日後に駅のブックファーストにまんまと並べられていたのを買ったの(笑)。←ミーハー?
せやねんはテレビ番組です。関西の番組だと思います。
全国的にはどうなんでしょう。関東の本屋とかにも並べてあるかなあ。黄色い表紙の新書版です。
中身は、表紙に「読むだけで絶対やめられる」と書いてあるように、禁煙の本です。45章構成になっていて、すべてを読み終えたとき、誰でも簡単に禁煙ができるようになっています。
他の禁煙の本なんて読んだことがないのでわからないのですが、覚えているトミーズ雅さんの言を借りれば、
?読み終わるまで煙草をやめるなと書いてある。
?「何故煙草をやめないのか」ではなく「何故煙草を吸うのか」を考えさせる。
?禁煙に失敗したからって失うものは何もないのだ、元の常態に戻るだけじゃないかと書いてある。
という点が新しいようです。ふむふむ。
その他だとこれ、別に劇的なことは何も書いてなくて、至って当然のことが順番に書いてあるだけです。それで何故、禁煙できるのかというと、前から順番に読んで、最後まで読まないとダメだからでしょう。
催眠療法について触れられており、自分の方法論はそれとは違うと書いてはあるんですけど、一種の催眠療法だと思いました。
えっと、だから、云いたいことはただ一点、「煙草をやめよう」なんですけど、そのメッセージが大勢に正確に伝わるんだから、説得の仕方、書き方がうまいということなんだと思います。段階を踏んでゆっくりと、ひとつの主張が染み渡るように書いてある。だから催眠術だなーと思いました。うまい説得って一種の催眠術ではありません?
言葉というものを日頃、意識的に使っている人には非常に楽しめる本だと思います。書くのでも話すのでも同じようなことだと思うのですけど、「この言葉をこう使えば効果的」ということを考えますよね?これを伝えるためには避けた方が良さそうな言葉だとか、逆にマイナスイメージを与えるために使ったら効果的だろうとか。
書くのだと、スピード感を出すために短文を重ねるとか、臨場感を出すためにあえて現在形で終える文を重ねるとか。話すのだと、親近感を出すために頻繁に名前を呼ぶとか、目標としている事柄を既定事実として話してしまうとか。「ジョン、あなたはこの腹筋マシンを使うわ。平らで割れた腹のあなたって、なんてステキなの!」みたいな。
成功する話し方とか、できる人の話し方とか、その手の本を近頃読むんですけど、感心するほどそういった方法そっくりに書いてあるんです。
内容は全然面白くないですけど、そういう書き方を楽しめばとっても面白い本です。おすすめv
しかし。
個人的に、どうも外人さんの説得術には馴染めません。前向きすぎて、明るすぎて、エネルギッシュすぎて、断定的過ぎて、素直に耳を傾けるより先に腹が立ってくるんですよ(笑)。
だから、できる人の話し方系の本は、頭では納得できても鵜呑みにしたら日本ではうまくいかないのではないかと思っていました。でも、この本が売れるのならば、実践は効果的なのかもしれません。
これね!これね!
”せやねん”でトミーズ雅さんが強烈プッシュしていたのを見て、「絶対本屋にポップ付きで並ぶ筈だ」と思った2、3日後に駅のブックファーストにまんまと並べられていたのを買ったの(笑)。←ミーハー?
せやねんはテレビ番組です。関西の番組だと思います。
全国的にはどうなんでしょう。関東の本屋とかにも並べてあるかなあ。黄色い表紙の新書版です。
中身は、表紙に「読むだけで絶対やめられる」と書いてあるように、禁煙の本です。45章構成になっていて、すべてを読み終えたとき、誰でも簡単に禁煙ができるようになっています。
他の禁煙の本なんて読んだことがないのでわからないのですが、覚えているトミーズ雅さんの言を借りれば、
?読み終わるまで煙草をやめるなと書いてある。
?「何故煙草をやめないのか」ではなく「何故煙草を吸うのか」を考えさせる。
?禁煙に失敗したからって失うものは何もないのだ、元の常態に戻るだけじゃないかと書いてある。
という点が新しいようです。ふむふむ。
その他だとこれ、別に劇的なことは何も書いてなくて、至って当然のことが順番に書いてあるだけです。それで何故、禁煙できるのかというと、前から順番に読んで、最後まで読まないとダメだからでしょう。
催眠療法について触れられており、自分の方法論はそれとは違うと書いてはあるんですけど、一種の催眠療法だと思いました。
えっと、だから、云いたいことはただ一点、「煙草をやめよう」なんですけど、そのメッセージが大勢に正確に伝わるんだから、説得の仕方、書き方がうまいということなんだと思います。段階を踏んでゆっくりと、ひとつの主張が染み渡るように書いてある。だから催眠術だなーと思いました。うまい説得って一種の催眠術ではありません?
言葉というものを日頃、意識的に使っている人には非常に楽しめる本だと思います。書くのでも話すのでも同じようなことだと思うのですけど、「この言葉をこう使えば効果的」ということを考えますよね?これを伝えるためには避けた方が良さそうな言葉だとか、逆にマイナスイメージを与えるために使ったら効果的だろうとか。
書くのだと、スピード感を出すために短文を重ねるとか、臨場感を出すためにあえて現在形で終える文を重ねるとか。話すのだと、親近感を出すために頻繁に名前を呼ぶとか、目標としている事柄を既定事実として話してしまうとか。「ジョン、あなたはこの腹筋マシンを使うわ。平らで割れた腹のあなたって、なんてステキなの!」みたいな。
成功する話し方とか、できる人の話し方とか、その手の本を近頃読むんですけど、感心するほどそういった方法そっくりに書いてあるんです。
内容は全然面白くないですけど、そういう書き方を楽しめばとっても面白い本です。おすすめv
しかし。
個人的に、どうも外人さんの説得術には馴染めません。前向きすぎて、明るすぎて、エネルギッシュすぎて、断定的過ぎて、素直に耳を傾けるより先に腹が立ってくるんですよ(笑)。
だから、できる人の話し方系の本は、頭では納得できても鵜呑みにしたら日本ではうまくいかないのではないかと思っていました。でも、この本が売れるのならば、実践は効果的なのかもしれません。
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