嵐。
2004年11月26日あめがふるとか聞いたのに(テレビに)、風がすごかった。
いや、もう、ぜんぜんオッケーです。風、すきです。
bk1の第二段が届いたので読みましたv
『北の謀将』(山田文夫/近代文藝社/1994年9月30日)
オビ「−クリスチャンの描く戦国絵巻−
戦国の天才家老 炎の青春!
若干十九歳にして越後・上杉家の家老となった
戦国の若き謀将、彼の名は直江兼続。」
すごいー!!!!(笑)
脚本です。映画のシナリオ。場面転換がすごい。シェイクスピアとは雲で…月とすっぽ、ちょうちんに釣、いや。
「違う」ということが云いたいだけで他意は…。映像向きだということです。というか、映像です。N(ナレーション)、T(テロップ)というのが書いてあるから。
こんなかんじ↓
20 菊の間
高坂が菊に戦話をしている。乳母と侍女達(松・竹・梅)が控える。
T「信濃川中島海津城主 高坂弾正」
高坂「面白うござるか?」
面白うござるよ!アナタが出て来ただけで面白うござるよ!
「しかしー……。」とか語尾をのばしてしゃべられるだけで抱腹絶倒でござるよ! 「何ッ!? 何とおおされましたッ!?」「何ですとォ!?」とか狼狽されるだけで嬉しくてたまらんでござるよ!(笑)
じゃない。ええと、高坂さんはあっちに置いといて。
番号は場と思う(場<幕)。…コマかもしれない。こんなのあるし。
55 去って行く余六の後ろ姿
56 見詰めている高坂
57 余六の後ろ姿が小さく成る
58 まだじっと見詰めている高坂
「……樋口余六……只者ではない……。」
お菊さんには嫌がられた年寄りの戦話を一晩中聞いてもらえたからですかね。
えと。全部で335場ある。スピード感があるし、わたし、簡潔な記述から多くのことを読み取る能力に長けているので(えっへん)、大変おもしろいです。「凄じい大殺戮。」と書いてある場面では、凄まじい大殺戮が頭の中で繰り広げられるから。
回想シーンがさかんに混ざって、そこへ謙信公と信玄公が出てきたりするの。あと、アップの指定やらロングの指定やら、背景の説明やらがあっておかしい(笑)。
「次シーンより○○の声」とか。
喜平次の景勝様が笑うシーンも良いです。
シーン50より。
余六(N)「笑われた……。あの、気難しい喜平次様が……。」
クララが立った…!
みたいな感動があるよね。
あまりに楽しいので、音読して一人上演会とかしながら、一挙に読んでしまいました。
「イメージシーン」というコマもあるよ。日本地図上を越軍が進軍するのを表すシーン。
あとね、「!」と「!!」と「!!」と「!!!」をいろいろに使い分けられていて、音読のしがいがあるよ(笑)。
謙信公にいただいた酒にむせた色部さんを、柿崎さんが叱り付ける場面もあったわ。柿崎さんは初登場時、Tが「越後の重臣 柿崎晴家」と入ったのに、色部さんは酒にむせて、
謙信「よいよい。色部は元々酒を過ごさぬ」
色部「な、何とも、申し訳ござりませぬ」
335シーンもあって、台詞がこれだけだ(笑)。
晴家さんに毒を盛った小姓は十蔵という名前もあって、登場シーンも二つもあるのにねえ(笑)。
兼続さまが高坂さんを砂金で買うシーンも面白いよー。「これはほんの一部…」とか云いながら、三方に盛った砂金をサラサラサラ…と握りこぼすと、高坂目がクギヅケ!!
みたいな。
これの兼続さまは買収が得意技のようで、他にも勝頼、織田の副将・森と川尻、柴田勝家などを砂金で買収しておりました。
勝家の場合は失敗してたけど。
信長様は電波系だし、謙信公も三回くらい受信してたし、スピーディーだし、実は兼続さまの前立ては妻の名前と同じらしいし、(引用)「武」力と「愛」のエクスタシー(引用終わり)が本作品のテーマであって象徴的シーンもあるよ(天下布武の黄旗を愛の赤旗が突っ切る)。
大変おもしろかったです(笑)。
兼続さまを追っかけていれば、慶次郎に会えるだろうという本来の目的は達せませんでしたが。
次は慶次郎が主役の話を読むぞ〜。
いや、もう、ぜんぜんオッケーです。風、すきです。
bk1の第二段が届いたので読みましたv
『北の謀将』(山田文夫/近代文藝社/1994年9月30日)
オビ「−クリスチャンの描く戦国絵巻−
戦国の天才家老 炎の青春!
若干十九歳にして越後・上杉家の家老となった
戦国の若き謀将、彼の名は直江兼続。」
すごいー!!!!(笑)
脚本です。映画のシナリオ。場面転換がすごい。シェイクスピアとは雲で…月とすっぽ、ちょうちんに釣、いや。
「違う」ということが云いたいだけで他意は…。映像向きだということです。というか、映像です。N(ナレーション)、T(テロップ)というのが書いてあるから。
こんなかんじ↓
20 菊の間
高坂が菊に戦話をしている。乳母と侍女達(松・竹・梅)が控える。
T「信濃川中島海津城主 高坂弾正」
高坂「面白うござるか?」
面白うござるよ!アナタが出て来ただけで面白うござるよ!
「しかしー……。」とか語尾をのばしてしゃべられるだけで抱腹絶倒でござるよ! 「何ッ!? 何とおおされましたッ!?」「何ですとォ!?」とか狼狽されるだけで嬉しくてたまらんでござるよ!(笑)
じゃない。ええと、高坂さんはあっちに置いといて。
番号は場と思う(場<幕)。…コマかもしれない。こんなのあるし。
55 去って行く余六の後ろ姿
56 見詰めている高坂
57 余六の後ろ姿が小さく成る
58 まだじっと見詰めている高坂
「……樋口余六……只者ではない……。」
お菊さんには嫌がられた年寄りの戦話を一晩中聞いてもらえたからですかね。
えと。全部で335場ある。スピード感があるし、わたし、簡潔な記述から多くのことを読み取る能力に長けているので(えっへん)、大変おもしろいです。「凄じい大殺戮。」と書いてある場面では、凄まじい大殺戮が頭の中で繰り広げられるから。
回想シーンがさかんに混ざって、そこへ謙信公と信玄公が出てきたりするの。あと、アップの指定やらロングの指定やら、背景の説明やらがあっておかしい(笑)。
「次シーンより○○の声」とか。
喜平次の景勝様が笑うシーンも良いです。
シーン50より。
余六(N)「笑われた……。あの、気難しい喜平次様が……。」
クララが立った…!
みたいな感動があるよね。
あまりに楽しいので、音読して一人上演会とかしながら、一挙に読んでしまいました。
「イメージシーン」というコマもあるよ。日本地図上を越軍が進軍するのを表すシーン。
あとね、「!」と「!!」と「!!」と「!!!」をいろいろに使い分けられていて、音読のしがいがあるよ(笑)。
謙信公にいただいた酒にむせた色部さんを、柿崎さんが叱り付ける場面もあったわ。柿崎さんは初登場時、Tが「越後の重臣 柿崎晴家」と入ったのに、色部さんは酒にむせて、
謙信「よいよい。色部は元々酒を過ごさぬ」
色部「な、何とも、申し訳ござりませぬ」
335シーンもあって、台詞がこれだけだ(笑)。
晴家さんに毒を盛った小姓は十蔵という名前もあって、登場シーンも二つもあるのにねえ(笑)。
兼続さまが高坂さんを砂金で買うシーンも面白いよー。「これはほんの一部…」とか云いながら、三方に盛った砂金をサラサラサラ…と握りこぼすと、高坂目がクギヅケ!!
みたいな。
これの兼続さまは買収が得意技のようで、他にも勝頼、織田の副将・森と川尻、柴田勝家などを砂金で買収しておりました。
勝家の場合は失敗してたけど。
信長様は電波系だし、謙信公も三回くらい受信してたし、スピーディーだし、実は兼続さまの前立ては妻の名前と同じらしいし、(引用)「武」力と「愛」のエクスタシー(引用終わり)が本作品のテーマであって象徴的シーンもあるよ(天下布武の黄旗を愛の赤旗が突っ切る)。
大変おもしろかったです(笑)。
兼続さまを追っかけていれば、慶次郎に会えるだろうという本来の目的は達せませんでしたが。
次は慶次郎が主役の話を読むぞ〜。
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