『イギリス人はおかしい
2004年3月17日日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔』
(高尾慶子/文春文庫/2001.2.10)
裏表紙紹介文「英国ベタ褒めはもうたくさん! 英語の喋れる祇園の元クラブホステスが渡英して、たまたま『エイリアン』で知られるリドリー・スコット監督大邸宅のハウスキーパーとなって13年。その間に見聞した貴族や大富豪から一般大衆までの、イギリス人の赤裸々な姿を辛口とユーモアで綴った英国暮らし体験記。解説・伊藤三男」
辛口エッセイ。
英国人は白クマだ!のろい!鈍感!無神経!
と、いうエッセイ。
すっごい面白かったです、わはは。
紹介文を読むと、ちょっとトンでるおぜうさんが英国遊学に行ったみたいですが、全然そんなことないです。もっと図太くて、がつがつしてて、「ああ、イギリスに根づいて生きてる」ってカンジの、力強いエッセイよ。
なんか、すごかったですよ。一昔前の文部省が出していた教育要領「生きる力を身につける」とかいう言葉を思い出しました。
筆者がけなしている、日はとっくに沈んでしまったくせにそれに気付かないで、今でも七つの海を支配する大英帝国のつもりでいる一部の上層階級の人々、ってのがいかにもイギリスでねー。好きだなあ。
これを読むとどうしても、イギリス人ってあんまりおりこうじゃないのね…という感想が浮かんできてしまいまして…。いや、不敬の意図はないんですけれども。
筆者の、「愛ゆえに、貶す!」という姿勢がすごーく気持ちいいです。
なんかあるじゃないですか、そーゆーの。
うーん…。こんなに貶されてるのに、不便そうなのに、ハイテクとは程遠いのに、物騒なのに。
なんか憧れちゃうのはなんでなのかしら。やっぱイギリス貴族とか、イギリス海軍とか、そーゆー枕詞にまつわるイメージでしょうか。
(高尾慶子/文春文庫/2001.2.10)
裏表紙紹介文「英国ベタ褒めはもうたくさん! 英語の喋れる祇園の元クラブホステスが渡英して、たまたま『エイリアン』で知られるリドリー・スコット監督大邸宅のハウスキーパーとなって13年。その間に見聞した貴族や大富豪から一般大衆までの、イギリス人の赤裸々な姿を辛口とユーモアで綴った英国暮らし体験記。解説・伊藤三男」
辛口エッセイ。
英国人は白クマだ!のろい!鈍感!無神経!
と、いうエッセイ。
すっごい面白かったです、わはは。
紹介文を読むと、ちょっとトンでるおぜうさんが英国遊学に行ったみたいですが、全然そんなことないです。もっと図太くて、がつがつしてて、「ああ、イギリスに根づいて生きてる」ってカンジの、力強いエッセイよ。
なんか、すごかったですよ。一昔前の文部省が出していた教育要領「生きる力を身につける」とかいう言葉を思い出しました。
筆者がけなしている、日はとっくに沈んでしまったくせにそれに気付かないで、今でも七つの海を支配する大英帝国のつもりでいる一部の上層階級の人々、ってのがいかにもイギリスでねー。好きだなあ。
これを読むとどうしても、イギリス人ってあんまりおりこうじゃないのね…という感想が浮かんできてしまいまして…。いや、不敬の意図はないんですけれども。
筆者の、「愛ゆえに、貶す!」という姿勢がすごーく気持ちいいです。
なんかあるじゃないですか、そーゆーの。
うーん…。こんなに貶されてるのに、不便そうなのに、ハイテクとは程遠いのに、物騒なのに。
なんか憧れちゃうのはなんでなのかしら。やっぱイギリス貴族とか、イギリス海軍とか、そーゆー枕詞にまつわるイメージでしょうか。
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