行きつけの本屋其一は新撰組コーナーができていて、大河ドラマの雑誌から小説・漫画まで全部集めてある。
それに対抗してか否か、本屋其二は『嗤う伊右衛門』映画化記念・京極夏彦フェアをやっていました。新撰組のしの字もありゃしねぇ。
そしてどっちも指輪には無関心。いやあ、いいんだけどねえ。独自性を打ち出さねばならぬものな。

わたくしは隆慶一郎。あいかわらず。
講談社文庫の『柳生非情剣』と『柳生刺客状』を買うv
前者は柳生の面々の剣の工夫が面白く、後者は秀忠と宗矩の共犯者関係が良い感じ。その他の短編と、長編の書き出しも読めるし。
『非情剣』の裏表紙紹介文に「男のための鮮やかな時代小説」とあって、ナルホドと思った。あたし、「俺は男だ!」と叫ぶような話が好きみたい。男の男たるゆえんを謳い上げる、みたいな。
具体的には何をするのかと云うと、自分の馬か車を持っており、それを乗り回し、武器は拳でも銃でも剣でも槍でも良いが巧みに使って戦い、お友達がおり、お友達と酒を飲みながら肉を食う。趣味は釣り。
久しぶりに北方謙三が読みたくなったなァ。

因みに今も夕べもNHKでポアロをやっているので見ているのだが、アガサ・クリスティはやはり偉いと思う。みんなあやしい!みんなあやしくて全然犯人がわかんない!

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