『隼小僧異聞』
2003年9月9日(佐藤雅美/講談社文庫/1999.6.15)
裏表紙紹介文「砂糖問屋橘屋から十両が消えた。奉公人の持ち物改めの末、手代の文吉が疑われて店を追われた。おりから市中を騒がせていた盗賊”隼小僧”が捕まり、橘屋の件もその仕業と判明したのだが、紋蔵には合点がいかないものがある。表題作『隼小僧異聞』を始め八編を収録する窓際同心居眠り紋蔵シリーズ第2弾!!」
正式なシリーズ名は「物書同心居眠り紋蔵」。「窓際同心」か…紋蔵さん可哀想に…(笑)。
一冊目の振り仮名が「さとうまさみ」になっていたように思うのだが、これはちゃんと「まさよし」になっていた。間違えたんだろうか。名前を間違えるのが一番失礼だ…(自戒)。
紋蔵さんが皆に軽んじられているように思われて笑ってしまった。「居眠り、駕籠訴だ」「居眠り、御奉行がお呼びだ」「居眠り、用部屋へ」「居眠り、安藤さんがお呼びだ」
今回そんなに居眠ってなかったのにぃ。時と場所を選ばない居眠り癖によってうだつの上がらない万年物書同心の身に甘んじている紋蔵さんですが、柔術の心得があって結構頼りになると思うのだがな。一度付いた汚名ってなかなか挽回できないものなのですね。上役与力がそう呼ぶんだから仕方がないとは思うけどぉ。
でもなんだかんだ云って、みんな紋蔵さんが好きなのだと思われる。「知っていますか」だの「聞かれましたか」だの、話し掛けてくれるから。本当に役立たずの給料泥棒めと思っていたら口も聞いてはくれないことであろう。友人の弁によると職場で最も嫌われるのは仕事をしない輩、仕事が出来ない奴、らしいので、紋蔵さんはそこそこお仕事のできる人なのだと思う。うーん、人には向き不向きというものがある。少なくとも物書同心としては有能なのでしょう、きっと。
大竹金吾もなんだかんだ云って紋蔵さんが好きだから晩御飯に誘ったりするのだと思うけど、タメ口きくからなんとのう腹立たしいわ。金吾は定廻りの同心よ。紋蔵さんより身分が下…ではないな。同格なのか…。キイイィ!口惜しい!年下のくせに! …どうも敵愾心を抱いてしまうのよ。何故だろう。
うだつが上がらない仲間の三宅勝之進さんと紋蔵さんがしゃべっていると、周りに点描の丸がふわふわ飛んでいるような空気が漂って和む。ふわふわふわ〜。うふふ。寒いですなあ、とか云って、きゃv
えーっと。お蕎麦にお銚子一本取ってお話をするというシチュエーション、とっても良くありません? 好きなんですけど。小料理屋で煮物をつつくのも悪くはありませんが、蕎麦を横目にさしつさされつというのがねぇ。なんかいいよねぇ。
近頃時代小説を読んでいるから、時代小説の棚を眺めるようになったのですけれども、時代小説っていっぱいあるのですねー。解説を読んで知ったのだけれど、捕物帖に限っても沢山ある。系統立てて読むのは困難な量だな…。いや、そんなことをする必要はないんですが、どうも凝り出すと「網羅」の二文字がちらつくタチなもんで(笑)。やりたいと思うだけで実践はいたしませんわ。ってか、できませんわ。
裏表紙紹介文「砂糖問屋橘屋から十両が消えた。奉公人の持ち物改めの末、手代の文吉が疑われて店を追われた。おりから市中を騒がせていた盗賊”隼小僧”が捕まり、橘屋の件もその仕業と判明したのだが、紋蔵には合点がいかないものがある。表題作『隼小僧異聞』を始め八編を収録する窓際同心居眠り紋蔵シリーズ第2弾!!」
正式なシリーズ名は「物書同心居眠り紋蔵」。「窓際同心」か…紋蔵さん可哀想に…(笑)。
一冊目の振り仮名が「さとうまさみ」になっていたように思うのだが、これはちゃんと「まさよし」になっていた。間違えたんだろうか。名前を間違えるのが一番失礼だ…(自戒)。
紋蔵さんが皆に軽んじられているように思われて笑ってしまった。「居眠り、駕籠訴だ」「居眠り、御奉行がお呼びだ」「居眠り、用部屋へ」「居眠り、安藤さんがお呼びだ」
今回そんなに居眠ってなかったのにぃ。時と場所を選ばない居眠り癖によってうだつの上がらない万年物書同心の身に甘んじている紋蔵さんですが、柔術の心得があって結構頼りになると思うのだがな。一度付いた汚名ってなかなか挽回できないものなのですね。上役与力がそう呼ぶんだから仕方がないとは思うけどぉ。
でもなんだかんだ云って、みんな紋蔵さんが好きなのだと思われる。「知っていますか」だの「聞かれましたか」だの、話し掛けてくれるから。本当に役立たずの給料泥棒めと思っていたら口も聞いてはくれないことであろう。友人の弁によると職場で最も嫌われるのは仕事をしない輩、仕事が出来ない奴、らしいので、紋蔵さんはそこそこお仕事のできる人なのだと思う。うーん、人には向き不向きというものがある。少なくとも物書同心としては有能なのでしょう、きっと。
大竹金吾もなんだかんだ云って紋蔵さんが好きだから晩御飯に誘ったりするのだと思うけど、タメ口きくからなんとのう腹立たしいわ。金吾は定廻りの同心よ。紋蔵さんより身分が下…ではないな。同格なのか…。キイイィ!口惜しい!年下のくせに! …どうも敵愾心を抱いてしまうのよ。何故だろう。
うだつが上がらない仲間の三宅勝之進さんと紋蔵さんがしゃべっていると、周りに点描の丸がふわふわ飛んでいるような空気が漂って和む。ふわふわふわ〜。うふふ。寒いですなあ、とか云って、きゃv
えーっと。お蕎麦にお銚子一本取ってお話をするというシチュエーション、とっても良くありません? 好きなんですけど。小料理屋で煮物をつつくのも悪くはありませんが、蕎麦を横目にさしつさされつというのがねぇ。なんかいいよねぇ。
近頃時代小説を読んでいるから、時代小説の棚を眺めるようになったのですけれども、時代小説っていっぱいあるのですねー。解説を読んで知ったのだけれど、捕物帖に限っても沢山ある。系統立てて読むのは困難な量だな…。いや、そんなことをする必要はないんですが、どうも凝り出すと「網羅」の二文字がちらつくタチなもんで(笑)。やりたいと思うだけで実践はいたしませんわ。ってか、できませんわ。
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