初物買いの銭失い

アタシが「今すっごい流行ってる」と云うと、場が場なら物凄い新しい現代風俗情報として感心して貰えるんですけど、そゆとこに甘んじてると、社交辞令でない友人に「…あぁ〜、アレ？（失笑）」と一昔前の風俗を思い出すようにして呆れられてしまふ。
哀れみを混ぜた失笑をいただいてしまうとさ、………なんとのう悔しい。
それで現代風俗をあらあら知っておこうと、テレビも一生懸命見るし新聞も読むのよ！　…………ごくたまに（駄目じゃん）。

通販番組が好きなんですけど。中でも吹き替えの海外ものが好きだわ。ジャパネットタカタはしょっちゅうやってるけどあんまり面白くない。
一チャンネル、朝から晩まで二十四時間通販しているところがあるんですけれど、惜しいかな、そこは国産番組なのです。二十四時間海外の通販番組流して「見てよジャネット！こんなによく切れるんだ！」「ワアーオ、ジム！素晴らしいわ！」とかやってくれたら二十四時間テレビにかじりついて人生台無しにするかもしれない（阿呆か）。衛星系のチャンネルにはありそうだな、そういうの。
商品の入れ替わりは激しくなくて、マメに見ていてもほとんど変化は観測できません。だからマメに見てはならない。展開が予想できてすぐに飽きてしまいます。ヘタをすると覚えてしまいます（笑）。
で、見てて思うんだけど。
はやりものって絶対類似品が出ますが、何故パクったことがそれとあからさまにわかるような名前をつけるんだろうか。腹筋機械のアブ○○ニックも、○部分が違うだけの商品がわりと出回っていた。
で、ヌーブラなんですけど（それか；笑）。
夏にUNブラなるものを買って試してみました。名前が既におかしいでしょ？おかしいよね？　わはははは！
商品そのものの性能は二次的な興味だからどうでも良くて、本家本元と類似品たちはどこがどう違うのかがとっても知りたい。全部買って性能を試してみたいと、ナンカの拍子に渇望します。思いません？
UNブラなんて、同じような値段で、パッケージから説明文のおかしな日本語まで（UNブラの箱の装着説明文は日本人が書いたとは思えない微妙に笑える文章だった）、そっくりおんなじな違う商品名のブツを98円ショップのディスプレイで見掛けました。商品名…忘れちゃったけど、ANだかENだかだった。何故全然違う名前をつけないのか気になるし、製造工場から流通経路を把握してみたくてたまらないものでございます。

五、六年前は結構見かけたのに最近見ない商品に、インフィニット・ドレスってのがあるんだけど、あれは製造中止されちゃったのかしら。面白そうで、ちょっと商品そのものを欲しいなと思っていた。
仕組みがどうなっているのかナゾなのですが、インフィニット・ドレスはそれ一着でなんと！50通り以上の着こなしが楽しめるドレスなんです。ワァーオ、ジム、素晴らしいわ！（やめなさい）
一見ものすごくドレープがかかったワンピースなのですが、布部分をのばして袖を長くしたり縮めて短くしたり、裾の長さも腰部分で簡単に調節できるからミニからロングまでお好みのまま。肩紐を交差させて背中を大胆に出したパーティ・ドレスとしても着られるのよ。組み合わせ次第で着こなしは50通り以上。あなたの感性で、インフィニット・ドレスをステキに着こなしてねv
ちょっと欲しいでしょ？　え、いらない？（笑）
色が黒と赤と青とあったと思うんだけど、日本向けの販売は何故か赤だけだったなぁ。黒のが売れると思うんだけど。
アタシ、あの番組のギャラリーになりたいな。「まったくこのミキサーったら！クソの役にも立たないわ！」「何してるんだい、ケイト？」「ああ、トム、見てよこれ！野菜ジュースを作ろうと思っていろいろ詰めたらちっとも動かなくなっちゃったの」「ははは！ケイト、まだそんな旧式のミキサーを使っているのかい？そんなきみに耳耳寄りのニュース。このミキサーならこれひとつで野菜ジュースからなんと！かき氷まで作れちゃうんだ。ほら見てよ！（ガリガリガリガリガリ）」「ワア〜オ、すごいパワーね！」ってとこで満面の笑みで拍手する役目のギャラリーさん（長いぞ…）。
なんで国産ものより海外ものの方が面白いのかしら。やっていることはそう変わらないと思うんだけど。…海外ものの方が役に立たなさそうなものを売っているからかしら（どういう意味か）。