外部記憶装置。
2003年6月27日「僕はおもうに」と彼は説明した。「人間の頭脳というものは、もともと小さな空っぽの屋根裏部屋のようなもので、そこに自分の勝手にえらんだ家具を入れとくべきなんだ」(『緋色の研究』ヨリ)
そりゃそうだ。すべてを覚えておくなんて無理だよー。何がどこにあったのかまで日々オボロにかすんでゆくと云うのに。
何がどこにあるのか大体は覚えているけれどちっとも探し出せない時のもどかしさと云ったら筆舌に尽くしがたいけれど。一般的に隔靴掻痒とか云う。
連想ゲームみたいなもので、純粋な暇つぶしでしかないのだけれど、”タイタニック”を見ながら宣伝の合間に椅子に登ったり本棚の前に行ったりして、終わったら幾冊かの本が手元に残ることになり、それでいろいろ考えてみたりする。
・佐藤亜紀、数冊(これは明白ね。”タイタニック”についての記述があったから)
・塩野七生『男たちへ』(「執事という種族について」が読みたかったらしい)
・マークス寿子『英国貴族と結婚した私』(ローズの不幸についてぼんやり思ったことを明らかにして欲しかったかららしい)
・蓮華党『birdland』(石川氏の「Shall we dance ?」が読みたかったらしい;笑)
・庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(このへんから多分横道。薫くんに謝るというか言い訳というか甘えるというか本音の吐露ってか、とにかく小林の長広舌が読みたかったらしい)
書誌学体系の『俳書の話』が読みたくなったりしたのだがウチは流石に図書館ではないので(笑)。長友千代治『江戸時代の書物と読書』、川瀬一馬『日本における書籍蒐蔵の歴史』なんかぱらぱらしてみたり。
こういう種類の再読は日常茶飯事だったりするが、その度、書物は偉大であると思う。機械の検索機能も便利で多大な恩恵に与っているわけだが、人間もなかなか捨てたものではない。
また、香水で昔の女を思い出すようなものでもあるか。紅茶とマドレーヌのかわりに本の重みとか手触りを用いると云うか。
知人は私を収集癖があると笑い、さほど否定してみせることもないと笑い返すくらいのものであるが、書物を手元に置きたい気持ちには切手やコインの収集とは重ならない部分が確実にあるのだ。
…持って来て一通り遊んだのはいいが戻すのがめんどくさいな(オイ)。
そりゃそうだ。すべてを覚えておくなんて無理だよー。何がどこにあったのかまで日々オボロにかすんでゆくと云うのに。
何がどこにあるのか大体は覚えているけれどちっとも探し出せない時のもどかしさと云ったら筆舌に尽くしがたいけれど。一般的に隔靴掻痒とか云う。
連想ゲームみたいなもので、純粋な暇つぶしでしかないのだけれど、”タイタニック”を見ながら宣伝の合間に椅子に登ったり本棚の前に行ったりして、終わったら幾冊かの本が手元に残ることになり、それでいろいろ考えてみたりする。
・佐藤亜紀、数冊(これは明白ね。”タイタニック”についての記述があったから)
・塩野七生『男たちへ』(「執事という種族について」が読みたかったらしい)
・マークス寿子『英国貴族と結婚した私』(ローズの不幸についてぼんやり思ったことを明らかにして欲しかったかららしい)
・蓮華党『birdland』(石川氏の「Shall we dance ?」が読みたかったらしい;笑)
・庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(このへんから多分横道。薫くんに謝るというか言い訳というか甘えるというか本音の吐露ってか、とにかく小林の長広舌が読みたかったらしい)
書誌学体系の『俳書の話』が読みたくなったりしたのだがウチは流石に図書館ではないので(笑)。長友千代治『江戸時代の書物と読書』、川瀬一馬『日本における書籍蒐蔵の歴史』なんかぱらぱらしてみたり。
こういう種類の再読は日常茶飯事だったりするが、その度、書物は偉大であると思う。機械の検索機能も便利で多大な恩恵に与っているわけだが、人間もなかなか捨てたものではない。
また、香水で昔の女を思い出すようなものでもあるか。紅茶とマドレーヌのかわりに本の重みとか手触りを用いると云うか。
知人は私を収集癖があると笑い、さほど否定してみせることもないと笑い返すくらいのものであるが、書物を手元に置きたい気持ちには切手やコインの収集とは重ならない部分が確実にあるのだ。
…持って来て一通り遊んだのはいいが戻すのがめんどくさいな(オイ)。
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