(酒見賢一/新潮文庫/平成十四年十月一日)
オビ
「禁断の医術がいま明かされる!
 古代中国の呪術と医術の対決は熾烈を極めた!」

読了読了読了!きゃああああああああ!(大喜び)
毎巻新展開の急展開の盛り上がりまくりの終わり方なので息つく暇がないわ!大興奮だわ!
3巻で子蓉vs顔回が描かれてから、その闘争が形を変えて表にあらわれていたわけなのだけれど、5巻でとうとう?が巻き込まれて気が気じゃなかったの!
それで顔回なんか頼りにならないから見捨てて、五六に望みをかけていたら、6巻でヘマやったから歯軋りしていたのよおお!
五六め、泳げないくせに溺れる人を助けに行って自分も溺れてもう一人引き込もうとするような真似をするなああああ!(怒)
頼みの綱の顔回は全然頼りにならず、孔子は忙しくてそれどころではなく、お守りさまはあんなことになってしまい、大長老様まで懊悩しているとなって、一体誰が?を救ってくれると云うの(泣)。
と思っていたら今回、医げい(字が出ない…)登場!
カッコいいのよ!カッコいいのよ!この人がまためちゃめちゃイイのッ!
子蓉との対決なんか本当に息詰めて一気に読んじゃった。まず顔の半面が疱瘡と膿で爛れ、反面はあどけない少女という疱瘡神が出て来て「うぎょー!子ども怖い!コワイ!」と内心叫んでいたら、次が青白いのに眼だけ赤い喪服の女。「それは死にたくなる!わかる!イヤーッ!」と叫んでいたら、とどめに蚊と毛虫だよ。毒虫。「気持ち悪い〜ッ!」と、物凄く喜んでしまった。嗚呼…凄い…(恍惚)。
子蓉も嫌いじゃないけど、やっぱ?が心配なの、アタシ。頑張ってね、医げい。

解説の月本裕氏がこうおっしゃってます。「『陋巷に在り』に身を預けて小説読みは幸福である。」
まさしく。
実は8巻も手元にある(にやり)。ハードカバーはもう13か14くらいまで出てる筈だもんねー。
ああ、嬉しい…。続き読もう…。

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