石見銀山ねずみとり

2003年4月17日
↑笹ヶ谷銅山産出亜砒酸。石見銀山で殺鼠剤として使用。故に近世期「いわみぎんざん」の名で親しまれたポピュラーな毒薬(親し…?)。ヒソですな。
口からアーモンドのにおいがするのはなんでしたっけ?青酸カリか。
銀山はいいんだけど、先週録った”暴れん坊将軍〜最終回スペシャル〜”を見ようと思ったら、舞台がなんと佐渡なのです!
まあ!佐渡ですか!ほう。シンクロニシティ。
佐渡の隠し金山のお話なのです。
と、途中まで見ていると、佐渡奉行が何者かに殺されたことから事件が始まるもので、新さんが矢鱈「佐渡奉行、佐渡奉行」と口にする。
佐渡奉行…。知り合いに確か佐渡奉行が居た。誰だっけ…(知り合いって…)。
あ!ホラ!げろげろのおさとさんの旦那だわ!そうよ!(知り合い…?)
ビデオを止めて家捜ししてしまったわ。

『江戸奇人伝 旗本・川路家の人びと』(氏家幹人/平凡社新書)
主に、川路左衛門尉聖謨の奈良奉行時代の日記『寧府紀事』をネタにしたお笑いの本。
しばし拾い読みして笑ってから、そういえば氏家幹人の『寧府紀事』関連の新書がまだあったような気がすると思い、続・家捜し。あった。
『江戸の性風俗 笑いと情死のエロス』(講談社現代新書)
これは一部分ですけれど。
どっちもとても面白いです。早月好みの艶笑譚がごろごろ、現代語訳で読める(笑)。下品な馬鹿話すきなんだもん、いーじゃんべつにー。
アタシはオヤジギャグが好きなのよッ!(笑)

それで、川路さんは奈良奉行の前は佐渡奉行なの。上記二冊読むと、なんてお気ラクなお奉行さまじゃろうか…と思うが、佐渡奉行時代の日記『島根のすさみ』なんかは、鉱山病のこと書いてたりしてちゃんとお仕事してます。
そう云えば…違う新書で川路さんを見かけたら別人みたいだったなあと、続続・家捜し。これか?
『安政の大獄 井伊直弼と長野主膳』(松岡英夫/中公新書)
川路さんが開国へ向け辣腕を振るったために、井伊大老にえらく憎まれたとゆー。「当時の幕府における最高頭脳」とか書かれてて、あのシモがかった笑い話ばかり書いてるオジさんがねぇ、と感心した覚えがあった。
こんなツマミ読みばかりしておらず、川路さんについてはまとまった研究があるからそれを読んだらよさそうなものですが。外ではできるサラリーマンなのかもしれないけど、家に来ると馬鹿ばっか云ってるからちっともわからないよね〜という親戚のおじさんみたいなスタンスが好きなんだもん♪

『安政の大獄』は川路さんには無関係で、オビに飛びついたんです。
「倒幕を加速した凄絶な弾圧
 二人の異常に親密な
 師弟関係―――
 そこから全てが始まった」
ぐは! …ちょっとステキでしょ?v
でも中身はそこはかとなさすぎて、盛り上がるというより電子レンジに生卵をかけたときみたいにしか楽しめなかったよ。
温まったのかしら〜?あったかいのかしら〜?えー?ううーん? …ボンッ!(爆発)
みたいな感じ?
そもそも中公新書で盛り上がろうと考えたアタシが間違ってました、ごめん。しかし普通にカッコいい文章です。

さて。
…わたくしはそもそも何をしておったのでしたっけ…?(どうも途中で寝たらしい)

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