昔から酒を俗にこんな風に云いまして…、ナントカ水とか。飲むと普段と気質がガラリと変わる方もございます。またそうでなくとも、どんな人でも酒を飲むと気が大きくなり、片意地が悪くなって、人が右と云ったら左、左といったらナナメ、毒だから喰うなと云われればどうにも食べてみたくて仕方がなくなったりするもので…。

というのは落語「らくだ」のまくらですけど、昨日は(というか今朝方は)久々に飲みすぎて昼まで寝てました…阿呆です…。あたら休日を半日も、こんな風に無為に過ごして良いものでしょうか…。

夏に「らくだ」を聞いたとき大層感激しまして、もう一回聞きたいなあと思っていたのですがビデオもなかったしそうそううまい具合に「らくだ」だけ聞けるわけじゃなし。せめて読もうと思って『古典落語』(興津要編/講談社学術文庫/2002.12.10)を買って読んでました。
演者は誰だったろう…テレビでたまたま見たから忘れてしまいました。「らくだ」は酔っ払いの噺ですから酒を飲んで酔っ払う人が出てくるのですがね。アタシは感激した。ホントに飲んでませんか?!その手の中に本物の盃を隠しているんじゃ?!と、テレビにかじりついて確かめてしまったほど、くず屋さんの酔っ払う様子が見事でクダまく様子が見事で、だんだん呂律が回らなくなり声が大きくなり身振り手振りが加わって…という、ちょっと誰かさんを見ているような気分になったものでございます。
類は友とか申しましたか、朱に交わればなんとやらとか、かえるの子はカエルとかさ。わたくしの周りはどうにも左党が多くて…。酒の席での後始末にまわらないためのコツったらひとつしかありませんわ。自分が誰より先に酔っ払っちまえばいいんだウィ〜…乾杯!
こっち来てからお友達と飲むようなことはまずなくなったんだけど〜。二日酔いにはほとんどなったことないけど、酒の醜態の自己嫌悪には首までずっぷり漬かってますわよ。しばし自重、謹慎致しますのことよ。メグミは悪い子メグミは悪い子ッ(がんがん)←おしおき。

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