下には下が居る。

2003年1月20日
何ゆえ毎年センター試験の見物になんか行くかというと、「頑張っているのね若者達。アタシも頑張らなくっちゃ」と励まされるからで、「三年間苦しい受験勉強してもマークミスとか出題当たりハズレで順位は変動する、まぁバクチみたいなもんよね♪」と喜ぶためではない。違う。そんなことないよ?
人様の幸福は自分の幸福、人様の苦しみは私の苦しみという価値観のアタシがそんなこと思うわけないじゃーん♪

”武蔵”2と3を見ました。
期待していた黒フンドシは、そのあたりの布を巻きつけただけで本当はフンドシではなかったモヨウです。
新之助が村の若い衆の代表と立ち回りした時、顔が般若の形相になるんだけど、若い衆の代表を殺すのが嫌で哀しい顔になるのね。
その間に『泣きそうな顔の般若』があって、あーすごいなぁと思った。
姫路城で沢庵様が「強いと思っているのか、たけぞう!お前は弱い!」とやったとき、「阿呆〜!沢庵アホ坊主〜!クソ親父と同じことしたって新之助には逆効果よ〜ッ!」と叫んでいたら案の定逆効果でザマアミロ。お通はその点わかってて、やっぱりヒロインは違うわ!と思った。
あと、小次郎が宮沢りえを捨てて仲間由起恵(ミユキだっけ?)に走ったのが許せなーいッ!!
そりゃアタシだって悩むわよ?一瞬ふらっと仲間ミユキに行くかもしれないわ。でも宮沢りえがかわいそうで小次郎を憎んでみた。
(役名か役者名か統一しろと思ったでしょ?できません。わたくしの目に”武蔵”はこう見えておるのです;笑)

ヘプバーンの”おしゃれ泥棒”を見てロマンスのいろはを学んだわ。あまり悩まないのがロマンスなのね(メモメモ)。ひとめぼれがロマンスの基本ね(書き書き)。

”リプリー”も見たわ。ジュード!ジュード!(ジュード・ロウ)
剃り込みが入りすぎてまるでハ(ばきッ)。
…あの人はロボットも似合うけど、やはりジゴロ系がすき。しかしジュードがオスカー・ワイルドやったのを見た時も思ったが、耽美な雰囲気って全然ないねこの人。勘違いしたトムが全面的に悪いと思ったわ。
ジュードは胸毛がすごかったけど、筋肉質といったらトム・リプリーの方が筋肉すごかったわ。
早く破滅しろよトムと思いました。最後が許せなくてさー!だってあいつ(名前が…)絶対トムが好きだったのに!

『マイノリティ・リポート』も全部読んだ。
…表題作はとてもむずかしいりろんがつかわれていて、わたしは映画が先に見ちゃったからそっちのほうがおもしろかったです。
「追憶売ります」がとてもおかしかった。あと「水蜘蛛計画」。竹本健治のウロボロスシリーズみたいでこーゆーお遊び的なの大好きv実物のSF作家が沢山出てくるのね。
ディックってものすごく映画の原作に使われているのですねー。”ブレードランナー”もマトモに見たことがないわたくしにはわからないがかなり有名な作品ばかり。『電気羊』は読んだけど…多分映画はまったく違うのでしょうねぇ。

今は山口瞳の『血涙十番勝負』を読んでいます。好きだわ、山口瞳。

コメント